
資格勉強が続かない。
やる気が出ない。
子育てをしながらだと、思うように時間も取れない。
「このままでは合格できないのではないか」
そんな不安を感じていませんか。
実は、子育て中に資格勉強が続かないのは珍しいことではありません。
意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。
多くの場合、原因は「環境」と「設計」にあります。
私は教育現場で子どもや保護者の学習支援に関わってきました。
そして現在は、子育てをしながら資格試験の勉強を続けています。
その中で何度も勉強が止まることは多くありました。
それでも続いているのは、やる気に頼らない「立て直し方」を作ったからです。
この記事では、
・資格勉強が続かない本当の原因
・やる気が出ない日の具体的な対処法
・子育て中でも再スタートできる考え方
を整理します。
今日、勉強が止まってしまったあなたが、明日もう一度テキストを開けるように、そのきっかけになればうれしいです。
子育て中の資格勉強が続かないのは普通のこと
・資格勉強が続かない。
・やる気が出ない。
・時間がない。
子育て中であれば、当然です。
私は、保育現場や学校現場で多くの保護者と関わってきましたが、「予定通りにいかない」と訴えるご家庭はたくさんありました。
つまり、「予定通りにいかない」のが家庭生活の前提なのです。
子どもは体調を崩します。
行事は突然増えることもあります。
でも家事は減りません。
子育て中に資格勉強が続かないのは、意志の問題ではなく「環境構造」の問題なのです。
ここを間違えると、「勉強が続かないのは自分の意思のせいだ」と自分を責め続けることになります。
資格勉強が止まる本当の原因【独学挫折の正体】
教育現場で感じてきたことがあります。
「勉強が苦手で成績が伸びない」「勉強が続かないのは怠けているか」
と言う声が聞こえてくることがありますが、私はそうは思っていません。
勉強が止まる人は、能力が低いのが原因とは言い切れないのです。
多くの場合、原因はこの3つです。
① 設計ミス(予定が非現実的)
「1日2時間やる」
これは子育て中にはハードルが高い設計です。
現実に合わない計画は、自分で首を絞めてしまう結果になり、自信を削ります。
② 疲労の見落とし
勉強のやる気が出ないのは、意志の問題ではなく、脳の疲労が原因であることが多いのです。
子育ては常に判断と気配りの連続です。脳は一日中フル稼働しています。
その状態で高い集中力を求めるのは酷なことです。
子どもが発達していく過程でも同じですが、疲労状態では集中力は落ちます。
これは努力不足ではありません。
③ 完璧主義による停止
・全部理解しないとダメ
・今日はまとまった時間がないから無理
この思考が、独学挫折の入り口なのです。
だからこそ、やる気に頼る勉強法では限界があります。
やる気が出ない日の具体的な立て直し方
ここからが実践をお伝えします。
① 5分だけ勉強する
教育現場でも使われる「スモールステップ」を活用してみてください。
「スモールステップ」とは、目標に対して少しずつ成功体験を積み上げていくことで、自信につながっていく関わりのことを言います。
つまり、「毎日2時間勉強するぞ!」と目標を高く上げるよりも、
「この時間は過去問を1問だけ解こう」
「時間が空いたから1本だけ勉強の動画を見よう」など、
ハードルを極端に下げると、脳は動きだしてくれます。
肢別1問。
条文1つ。
この積み上げで十分なのです。
教育現場では、小さな成功体験を積み重ねることで自己効力感を高める支援を行います。
大人の学習でも同じです。
② 動画学習は15分で切る
動画学習は視覚と聴覚に刺激を与えて学べる道具です。
ですが、「完璧に見ようとしない」ことを意識してみましょう。
「この動画で知識を蓄えるぞ」と力んでしまうと逆に意識が散漫になってしまい知識が蓄えられにくくなってしまいます。
動画学習は「理解した感覚」を得る道具。
つまり、動画学習はインプットするための道具と捉えておきましょう。
資格取得の学習の主軸は演習です。
インプットした知識を活かして演習を解くこと(アウトプット)で知識は身に付いていくのです。
つまり、試験対策の基本は、インプットとアウトプットを繰り返すことなのです。
③ ゼロの日を作らない
独学で一番怖いのは「完全停止」。
完全に止まると、再開時の心理的ハードルが一気に上がります。
1問でも触れれば、回路は切れません。
前述した「スモールステップ」を意識することは大事ですが、ハードルを下げることはサボることではありません。
毎日1問、テキスト数ページ読むことを続けるといった、ゼロの日を作らないことが後の資格取得の道へと繋がっていくのです。
④ 自分を責めない仕組みを作る
学校や職場での環境も同じで、責められると、人は動けなくなります。
勉強が少ししかできなかったけど「今日は家庭を守った日」
このように自分を責めないように仕組みを作るといった、「再定義すること」が、継続を生みます。
実際に私が行政書士試験で止まりかけた話
1月のある日、子どもを寝かしつけた21時。
机にはテキストがあるのに、まったく手が伸びませんでした。
試験範囲の広さと条文の抽象性に圧倒され、思考が止まってしまいましたこともありました。
「ちゃんと時間を取らなきゃ」
そう思うほど、机に向かえませんでした。
そこで、私が考えたのは、
・肢別1問だけ
・動画15分
・できない日は割り切る
この形に変えました。
すると、「今日もできなかった」と自己嫌悪になるときもありましたが、とりあえず肢別を5問だけ開きました。
すると勉強は再び回り始めました。
少しずつの積み重ねが大切だと感じたときでした。
それでも資格勉強が続かないとき
それでも勉強が止まることはあります。
その場合は、
① 目標を一段下げる
② 試験までの設計を見直す
③できたことを見える化する(スケジュール帳を活用する)
④誰かと整理する
特に④は効果的です。
独学で止まる人の多くは、独学で学習をしていきます。
特に慣れていない分野を勉強する場合、整理がつかず頭の中が混乱しています。
整理するだけで、動けるようになるのです。
上記の4つのポイントを試してみてください。
勉強が止まるのは失敗ではない
資格勉強は長期戦です。
止まらない人が強いのではなく、止まっても戻れる人が強いのです。
子育て中の勉強は、「継続の設計」がすべてです。
小さな行動が、再スタートの鍵になります。
まとめ:資格勉強は「止まらないこと」より「戻れること」
資格勉強が続かないのは、意志が弱いからではありません。
子育てという不確実な環境の中で、従来型の学習設計をしてしまうことが原因です。
大切なのは、
・現実に合った設計にすること
・ゼロの日を作らないこと
・自分を責めない仕組みを作ること
勉強は止まってもいいのです。
本当に大切なのは、「また戻れるかどうか」。
子育て中の学習は長期戦です。
今日1問でも触れられたなら、それは前進です。
焦らず、設計を整えながら、一歩ずつ積み重ねていきましょう。


